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クラーシトの神学

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おお、そうだ。クラーシトは宇宙女神グローランサの混沌の相だとかいう主張もあったんだ。

# kosaki 『な・・
それどこのトンデモ主張ですよ?』 (2006/03/09 09:35)


ルーンクエスト最後のサプリ、Lords of Terror に載ってました。ルナー帝国の諜報員がクラーシト・カルトに潜入しての報告、という形でしたので、ほんとにそうなのかは分かりません。一部の信者がそう考えているだけなのかもしれません。

  • クラーシトは大いなる女神である。女神グローランサとして世界を創造し、アラクニー・ソラーラとして世界を維持し、貪るものクラーシトとして、時の終わりに世界を破壊するであろう。クラーシトに吸収されたものは、世界の終焉後に新しく作られる世界に再誕することができる。
  • 世界は第6期まで続く。「時」によってもたらされたという「自由」は幻想である。われわれの世界は「神々の時代」を繰り返すよう運命づけられている。
  • 第一期は「暗黒」の時代であり、暗黒のアーカットによって終わった。第二期は「水」の時代であり、ブリソス、セシュネラなどの水没によって終わった。現在は「大地」の時代であり、大地の中に終焉を迎えるだろう。
  • 第四期は「火」の時代であり、神々の時代の「黄金の時代」のようであろう。5世紀にわたり、世界は調和と光にあふれるだろう。女神クラーシトの信仰は敬虔な信徒のみとなる。
  • 第五期は「嵐」の時代であり、大いなる炎が世界を破壊したあとに来るであろう。外なる虚無(混沌)の怪物たちが大手をふって歩き回るだろう。オーランスは世界を征服するが、その勝利は空しいものである。
  • そして、最後の期、かつて来たらざる「月」の時代が来る。「完全なるもの」が「大いなる女神」の娘を癒すために再来するであろう。砕けた月はふたたび昇り、月の時代を支配するであろう。グローランサの壊れた体は癒され、真のアラクニー・ソラーラが千年にわたり平和のうちに統治する。
  • 世界が癒された後、すべてを喰らうために「貪るもの」があらわれる。「時」の終わりにおいて女神の真の名が明かされ、女神は虚無のなかに一人残られるであろう。それから女神は新しい世界を創造する。女神に従ったものは、この新しい世界で、古き世界の神々のように統治することができるのである。


混沌の女神のくせに、こんな神学をもっているというのは驚きですね。
ルナー帝国という文明化された国家のカルトのみかもしれませんが……