ルーンクエスト情報局

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ヒーロークエストを行う

ヒーロークエスト

Heroquesting

グレッグ・スタフォード:著


 以下が、今現在のわたしのヒーロークエストについての理解である(メーリングリストへの投稿の抜粋による)。


 ヒーロークエストは、通常は英雄界で起こる。英雄界とは(我々が今や理解したように)、神話世界における過去である。英雄界の地図はここで見ることができる。別の地図は「Thunder Rebels」のpp.144、148にもある。

訳者注:元のホームページの記事は消滅してしまったので、以下に似たような地図を貼ります


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 これらのヒーロークエストにおいて、ある試練における敵対者は、クエストを行う者にだいたい同じレベルになるよう変化する。このシステムは「Sartar Rising !」サプリメントで、Martin Laurie と Wesley Quadros によるあるシナリオの中で解説されることだろう。(訳者注:されませんでした。今後発刊のシナリオ集「Eleven Lights」で明かされるかもしれない。
行動のレベルにより見返りは変化する。初心者は神話の中の従者――おそらくは無個性の群衆の中の一人となる。このようなイベントは、人々が礼拝中に神技や神力を得る課程で一般的にみられる。敵は第一にリーダーの成功・失敗に対応するランダムイベントにより変化するが、一般的には既知の変動要因の範囲内で予想できる相手となる。典型的な敵としては、敵対者に従う軍勢の無個性な一員たちが挙げられる。「探索行での挑戦」は必ずしも必要ではなく、あるときでもそれはしばしば小さなものである。


 中レベルの参加者は、物語の中でリーダーや主要人物といった重要な役割を果たす。ここでも敵は既知の変動要因の範囲内であるが、それらはより強力な敵、しばしば真の英雄、半神、神霊たちである。「探索行での挑戦」はほぼ常に必要とされ、双方の参加者は通常ひとつの能力全てを賭けることになる。


 鍵となる参加者は物語の主役を演じる。敵対者は見知った者であり、通常はとても強力である。「探索行での挑戦」は、クエストを行う理由であり、常に大きなリスクとそれに比例した見返りがある。


 “真の”異界(訳注:神界や精霊界、魔道界など)でのヒーロークエストは、その住人たちがさらに強力であるため、また異なったものとなる。“異質な世界”修正は常に適切なものが適用される。物語は英雄界のイベントよりもさらに神話的に重要であり、その成否がより一層重要性を持つ。三系統の魔術体系のいずれにおいても、それぞれの異界で行われるヒーロークエストが認識されており、それらがまた英雄界での戦場を共有していることが知られている。ヒーロークエスターは異質な異界で探索をおこなうことができるし、またしばしば行われている。


最終更新:2001年9月26日、新規
http://www.glorantha.com/hw/heroquesting.html