ルーンクエスト情報局

新ルーンクエストの情報です。

グレッグ・スタフォード氏、手術は成功、予後は良好

2013年の秋に心臓病?で手術をすることになり、そのためグローランサルーンクエストの出版権を Moon Design 社に売却することになったのですが、その後の動静は不明でした。


グローランサ・コミュニティに書き込みがあり、Rick Meints 氏が「合併症もなく、いまは床を離れている」とコメントしておりました。


本当によかったです。


※2017年現在は、元気にコンベンションなどにも参加されているようです。(ゲーム制作自体にはあまりかかわらなくなっている様子)




※なお、2006年にグレッグ氏はこんなことを書いています。
現在のケイオシアムの新体制と新ルーンクエスト復活の流れも、この中から読み取ることができると思います。

I have the right to do whatever I want at any time. But I won't. I do
not any longer have the time or inclination to work exclusively on
game products. For a variety of reasons I am going to concentrate on
other projects.


The only game project I am gripping with a Hand of Death is the Great
Argrath Campaign, which will outline the entire story of the Argraths
from Starbrow's Rebellion to the destruction of the Red Moon. I will
dump into it all the plans, secrets, half finished ideas and
cockamamie schemes to destroy my dear beloved Third Age of Glorantha
with flourish, glory and opportunity for PCs to have the rollicking
time of their life in a grand mythical story that spans the worlds.


I will be writing more Unfinished Works to share my ideas with
everyone. They are scheduled for publication with MD.


I will oversee the Mongoose line to help guide them and, with some
help from others they have "employed" as fact checkers, try to keep
them from countering too many facts or Truths about Glorantha.


I will give my encouragement, advice and decades of experience to Rick
to help him publish the best HeroQuest and QuestWorlds material
possible, get it to distributors and keep all you happy.


I will offer my time and energy and attention to authors working on
contracted projects for Rick or Mongoose, to help guide them with
information or guidelines that I have but which are unpublished. I?ll
be publishing some of those discussions as Unfinished Works, and will
expect what is not going into the project to be gathered together by
the writers as articles for the web site.


I will not be fact checking manuscripts, contributing ideas to authors
if I don't have them at the front of my imagination, nor approving or
disapproving of Moon Design projects.


I have spent 30 years trying to instruct the world of what Glorantha
is and is not. It is time for you secondary creators to hitch up their
own horses and drive them forward without my guidance, instruction,
guardianship, protection or interference. I sincerely give you all my
blessings and best wishes that you pitch headline into the raging
river of creativity and get washed along, sputtering and struggling,
in its terrifying and exhilarating wake. I encourage all you who are
afraid of this water to get over it and throw yourselves foolishly in!


Just remember to use the Submission Guidelines and the American
English spell checker!!


========================
Sincerely,
Greg Stafford


抄訳:

私は、いつでも(グローランサに関わる作品について)何でもできる権利がある。だがそうするつもりはない。私にはもはや、特にゲーム作品について割く時間もない。いろいろなことがあって、私は他のプロジェクトに注力することにしたのだ。


死の手につかまれるまでと考えている唯一のゲーム・プロジェクトが、「アーグラス戦記」(Great Argrath Campaign)だ。それは、スターブロウの反乱から、赤の月の破壊に至るまでの、アーグラスの完全な物語を略述したものとなる。それにはすべての計画、秘密、まだ完全ではないアイデア、ばかげた計画が記され、わたしの愛するグローランサの第三期を終わらせるものとなるだろう。そして、PCたちは世界を股にかけた大いなる神話的な物語の中で、栄光に満ち豊かな人生を満喫することができるだろう。


私はまた、「未完成作品」(Unfinished Work)を、皆とアイデアを共有するために書くだろう。それは Moon Design から発刊される予定となっている。


私は多くの「事実チェック係」の人たちと協力して Mongoose の製品ラインを監督し、彼らがあまりに多くの事実や「真実のグローランサ」を(見逃して)無視してしまわないようにするつもりだ。


私は HeroQuest と QuestWorlds の作品ができるだけ出版し、流通させて皆をハッピーにできるよう、 Rick (訳注:Moon Design の社長(当時)/現在のケイオシアム社長)に、アドバイスや十数年にわたる経験を伝え、激励を贈りたい。


私は Rick と Mongoose のためにプロジェクトを請け負う作家たちに、私の時間とエネルギーと注意を傾けるつもりだ。そのために、未発表の情報やガイドラインを彼らには与えるだろう。その一部は「未完成作品」として出版され、プロジェクトに関わらないものは、集められ、いずれウェブサイトの記事として発表されるだろう。


私は事実をチェックして「これが正しい」という校正役は止めて、私のイマジネーションの前線となる作家たちにアイデアを提供する。私は Moon Design の作品にについて、許可も不許可も出さない。


私は、30年間にわたり、グローランサの世界をいまあるものにしてきた。今や、二次創作者たちが自ら馬を駆り、私のガイドライン、支持、保護、守護、影響なしに前に進む時が来たのだ。私は、恐ろしくも心浮き立つ創作の荒れ狂う河に飛び込み、押し流され、もがき苦しむことになるだろう貴方たちに祝福を贈り、幸運を祈る。私は、流れを恐れている君たちに、その中に愚か者のように飛び込むことを勧める!


ただ、サブミッション・ガイドラインとアメリカ英語スペルチェッカーは忘れずにね!

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敬具

グレッグ・スタフォード


グレッグ氏は、(たぶん老いを感じて)彼自身は「グローランサの設定」(データベース)の構築と、長年の宿願だった小説の執筆に専念し、表層にあらわれる「ゲーム作品」は、後進の作家たちに任せる、という決断を下したようです。


自分の死後も、グローランサが生き続けるために、と考えたとき、それが最良の選択だと思ったのではないでしょうか。


そして、いままである意味グレッグ氏のチェックがボトルネックになっていた (^^; ものが、ある程度自由にできるようになったことで、「グローランサルネッサンス」が始まったのかもしれません。

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