コーヒー
「コーヒーは地獄のように黒く、死のように濃く、恋のように甘くなければならない。」
(トルコの諺)
「グローランサでコーヒーってあるのか?」という話題。
昔はいろいろと資料を当たらねばなりませんでしたが、今は「Guide to Glorantha」という強い味方があります。
この本は全部で800ページというきのくるった本ですが、公式設定とされる地誌が山ほどあるので全文サーチしてみると大体のことはわかります。
結果。東方諸島の「スパイスの島」で栽培されているとの記述以外、見つかりませんでした!
グローランサではかなりレアな作物っぽいですね、コーヒー。
じゃがいも
で、私は太陽領にあった資料に馬鈴薯が栽培されているとあった事が気になりました
ジェナーテラでは寒冷なルナー北部やフロネラではジャガイモについての記述を見出せませんが…
調べてみました。
が、このことについては海外のコミュニティでもあんまり議論されてないみたい。David Dunham 氏がわずかにMLでふれているぐらいです。
氏によれば、「七母神のカルト」に、「ルナー宣教師がじゃがいもパンとスープをくばっている」との記述があるそうです。(リンク)
ということで、たぶん南ぺローリア地方ではじゃがいもが栽培されていそうとのこと。氏の考察では、ヒョルト人の神殿にはじゃがいもの女神がいないので、アナディキ人(ドブリアン君主領)とかそのへんで「じゃがいもの大精霊」がいて、エスロラあたりはその精霊を取り入れてるんじゃないかな、とか述べてます。
イモ類は焼畑農業とかと関係深いので、精霊だという案には賛同。
タロイモとかヤムイモとかは、東方諸島起源っぽいね。
mixi のコミュでは、イェルムと一緒に地界にいって、地下に残されたという説があって、それも面白いと思いました。
ファンタジーにおける「食」については、Dragon's Lair さんがすごいサイトを構築されているので、貼っておきましょう。
これらのイモは新大陸発見によって、ヨーロッパにもたらされた作物なので、当然ながら、中世のヨーロッパには、まだありませんでした。
史実を再現しただけの世界であるなら、ジャガイモがあるとおかしいでしょ、となるでしょうが、そこはファンタジー。イメージの世界です。違和感がないなら、問題ないでしょう。あの、「ドラゴンランス戦記」にも、ジャガイモ料理の描写があったりします。
オティックの揚げじゃがいも食べてえ。