ルーンクエスト情報局

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ウルフランナーの歌

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我ら統べるはまことの皇子
サーターの血脈のほかに無し
凡そ諸王がためには狼は走らじ
命に従うことはなし


テルモーの族(うから)を召し命ずるは
変成者の裔にほかならじ
賜りし恩義に縛られて
狼王の牙、彼の法に従う


スターブロウ、我らに永久の誓約を求む
スターブロウ、炎灯すため来たり
スターブロウ、風の王を解き放つがため
スターブロウ、月を引き落とすがため来たり


眠れる竜を目覚めさせ
赤き王の権勢を破る
絆を結び、ボールドホームに
変成者の炎、花開く


彼女の側には狼の裔が走る
われらが皇子に命を捧ぐ
われら、全ての危難の盾とならん
生きて、また死してなお忠節


スターブロウは大いなる盟を結び
ケロフィネラは再び一つとなる
見守るは“偽りの友”アーグラス
そして女王の時は終わりを迎える


海より来たるは猛狂う白熊、
“海の狼”を率い北へ
ボールドホームの堅き城壁を前に、
スターブロウはテリモリを率う


狼たちは海狼に破れ
滅びが彼女に襲いかかる
彼女は知るや、
女王の破滅が友に謀られしを?


今やスターブロウの功は忘却の彼方
塚に咲くは赤い花
ヴィンガは忘れじ、
其を見、知る狼もまた


我ら統べるはまことの皇子
サーターの血脈のほかに無し
アーグラスのたとえ仔狼までも狩り尽くそうとも
狼は走らん、彼の滅びを見るまでは





この歌は、英雄戦争中期(1630年以降)のテルモリ族の歌だとされています。

テルモリ族は呪いを受けた人狼ワーウルフ)の種族で、サーター王国の二十四部族の一ですが、近隣部族には恐れられ、不信の目で見られていました。代々サーター王にのみ忠誠を誓っており、“狼の勇士”コスタジョールという英雄は、二代にわたりサーター王を戦場で救っています。ルナーの傀儡の王であるテマーティン王にさえ、戦士団を派遣して護衛していたようです。

「アーグラスのサガ」によれば、このテルモリ族はサーター王であるアーグラス皇子に反乱をおこし、アーグラスと徹底抗戦し、ついにはほとんど滅ぼされてしまったようです。(ボードゲーム「ドラゴン・パス」ではサーター側ユニットになっていますが…)

アーグラスがカリルを殺したかどうかは不明ですが(グレッグ氏は否定的でした)、野心を持った成り上がりの乱世の奸雄であれば、政治的な敵に敵をぶつけて排除することはあり得ないことではないと思います。(そこまでいかなくても、あえて見殺しにする、などの手は打ったかもしれない)

また、アーグラスの血筋は控えめにいってもかなり怪しげなもので、その「サーターの血統」をテルモリ族は認めず、その支配に抵抗したのかもしれませんね。


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