ルーンクエスト情報局

新ルーンクエストの情報です。

ルーンクエストの短編シナリオ『ガラガラ風』日本語PDF版 無料配布中!

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だいぶお知らせとしては遅くなってしまっていますが……


ルーンクエスト用の短編シナリオ『ガラガラ風』の日本語が現在ケイオシアムの公式サイトから無料配布されています。

chaosium.itch.io



翻訳: 葦ノ葉、小川涼、花高信哉 編集・校正・レイアウト: 花高信哉


最近あまり記事を書く時間もとれずどうしようかと悩んでいたのですが、幸い翻訳の 葦ノ葉さんとはお知り合いですので、直接コメントをいただいてしまおう! と思いつきまして、以下寄稿いただきました。ありがとうございました!



2020年8月末に日本語でも遊べるようなったRuneQuest Gloranthaの無料シナリオThe Rattling Wind(邦題:ガラガラ風)について、ルーンクエスト情報局の一角をお借りして紹介させていただきます。


 グレッグ・スタフォード氏逝去一周忌に合わせて、PendragonCall of Cthulhu、RuneQuest Glorantha等のシステムのシナリオが無料で公開されました。本シナリオ、The Rattling Windは、RuneQuest Gloranthaのシナリオとして公開されたもので、2020年5月に発売されたThe Pegasus Plateau & Other Storiesに収録されているシナリオの先行公開になります。


 シナリオの舞台は、1626年頃のドラゴン・パスの一角、ファーフィールドと呼ばれる集落とその周辺であり、冒険者たちは集落を襲う謎の怪異から村を守ってくれるように頼まれる……といった導入から始まります。いわゆる怪物退治なのですが、過去の因縁、第3勢力(?)の登場など、一筋縄ではいかない展開を見せてくれます。シナリオの解決手段についても、力技に頼らない方法が準備されているので、交渉系や探索系等の非戦闘系PCであっても英雄になるチャンスは十分にあります(もちろん脳筋解決も有り)。傾向としてはシティアドベンチャー&バトルといったところでしょうか。


 単発のセッションとしてやってもいいですし、キャンペーン途中の幕間劇としてもいい、とされています。後々、揉めそうな火種も仕込まれているので、このシナリオを発端にキャンペーンを展開することもできそうです。


 本シナリオについては、私は、その翻訳にほんの少しだけ協力させて頂きました。アメリカでは公式でも同人でも、今、すごいペースでシナリオやらそれに付属する資料が発表されています。私はRQGの普及には、まずは世界設定の説明が必要だと思っていたのですが、まりおんさんから「やっぱり皆が遊べるシナリオがたくさんないと遊んでもらえないんじゃないか」という話を聞き、「確かに!」と膝を打ちました。小難しい設定資料読まないと遊べないゲームなんて、だれもやりたがりませんよね。そのような思いから、無料公開されていたThe Rattling Windをなんとか日本語で遊べるように微力を尽くさせていただきました。本シナリオの公開に尽力いただいた関係者各位には、心より感謝申し上げます。


どうもありがとうございました!


すでにクイックスタートとして『壊れた塔』シナリオが収録されていますので、2回分はシナリオを自作しなくてもまわせますね!


runequest.hatenadiary.jp


あと、ルーンクエスト3版(日本語版)基本ルール付属のシナリオ『マネーツリー』をRQG用に移植してはどうかとか、いろいろとアイデアだけはあるんですが……
RQ3版時代のシナリオってプラックスに偏ってるのが問題だよね。RQ90s のシナリオはサーター舞台で結構面白かったけど


イェルマリオPCだけ(バブーンとか鷹とかを含む)で太陽領で遊ぶという個人的にはとても楽しかったシナリオの翻訳は手元にあったりしますが、あまり需要ないですよね……