ルーンクエスト情報局

新ルーンクエストの情報です。

「新版ルーンクエスト」発売済リスト(2025年1月版)

発売済のルールやサプリメントが増えてきたので、別記事として分割しました。
ここではルーンクエスト(以下 RQG)の発売済み製品をまとめています。

発売済

ルーンクエスト・クイックスタートパック(RuneQuest Quickstart)

48ページ。ルール抜粋+シナリオ「壊れた塔」+プレロールドキャラクター5人。すぐシナリオが遊べるパック。
日本語翻訳版も配布中。
runequest.hatenadiary.jp
グローランサルーンクエストについての予備知識がなくても遊べるようにデザインされている。

ルーンクエストグローランサ(RuneQuest: Roleplaying in Glorantha)


www.chaosium.com

PDF版は2018年6月発売、物理本は同年9月発売。
2018年8月のGenConで初披露。448ページ、フルカラー・ハードカバー。
過去の版からのキャラクターコンバートガイドが付属。スタート時代設定は1625年末(聖祝期)から1626年初頭。

ルーンクエストグローランサ動物誌(RuneQuest Glorantha Bestiary)

PDF版は2018年8月発売、物理本は2019年1月発売。
runequest.hatenadiary.jp
恐竜・巨大生物含む約200種の生物を収録。
PCとして遊べる生物(エルフ、ダック、バブーン、ケンタウロス、トロウル系など)のデータ完備。
ショートカルトライトアップ(カイガー・リートール等)や精霊、ワイター等の設定。巻末には有用/毒の植物図鑑あり。

ルーンクエストゲームマスターパック(RuneQuest Gamemaster’s Pack)

PDF版2018年9月発売、物理本は2019年1月頃。
runequest.hatenadiary.jp
コリマー部族周辺の箱庭型設定・単発シナリオ集。部族、動物、NPC多数収録。
クリアワイン砦の解説、アップルレーン周辺の無法地帯化など1625年以降の情勢。
収録シナリオ:「アップルレーンを守れ!」「牛争い」「雷鳴の丘のドラゴン」。
付録:「シナリオアイデア集」「ルーン鉱」ルール。
別冊としてグローランサ・カレンダー、サーター地図集、プレロールドキャラクターシートGMレファレンスブック。
マスタースクリーンには「神々の壁」が描かれている。

Jason Durall 氏主導のシナリオ集。4本のシナリオを収録。
中心となる「Smoking Ruin」はドラゴン・パスの荒野が舞台で、3~4セッションに分割推奨。
収録シナリオ:The Smoking Ruin、The Lost Valley、Urvantan’s Tower、The Grove of Green Rock

シナリオ集。7本収録。
収録シナリオ:The Pegasus Plateau、The Grey Crane、Tje Rattling Wind、Crimson Petals、Gloomwillow’s Hollow、The Ruin on the Stream、The Pairing Stones、Renekot's Hope

ルーンクエスト・スターターセット

日本語版が発売済
runequest.hatenadiary.jp


クトゥルフ7版のスターターセットに近い構成のボックスセット。
4つの冊子、地図、キャラクターシートや各種プレイエイドを収録。
同梱シナリオの一つ「デンジャーフォードの戦い」はソロアドベンチャーとして無料公開(英語版のみ、公式サイト)。

The Red Book of Magic

ルーン呪文・精霊魔術の総まとめ本。元々はCults of Glorantha の一部を先行独立させた形。
魔道呪文は含まれないが、実際のプレイでは実用的。また呪文の内容も一部アップデートされている。
クレーター・メーカー(隕石落とし)が精霊呪文扱い等、興味深い魔術例が多数。

RuneQuest: Weapons & Equipment

武器・装備データ集というより、交易ルール、土地所有、ルーン鉱など世界観要素が多め。
新たな強力武器よりも、各種装備の運用やグローランサでの生活感を深める内容。

Lands of RuneQuest: Dragon Pass


ルーンクエストの象徴的な舞台「ドラゴン・パス」全体を扱うサプリメント
神々の時代からルナー帝国による占領に至る詳細な歴史、村や都市、遺跡情報を収録。サンドボックス型のルーンクエスト・キャンペーンを展開するための資料として利用できる。

Cults of RuneQuest シリーズ

現在までに以下が発売されている。
今後、水の神々、混沌の神々、角を持つ神(Horned God )=精霊カルトなど、複数巻の刊行が予告されている。

Cults of RuneQuest: The Prosopaedia


3版「カルトブック」の神名録を拡張した内容。
神々や怪物、場所、祭具、出来事など、神話に欠かせない多くの要素を網羅している。

Cults of RuneQuest: Mythology


コアルールなどでは断片的に触れられているグローランサの神話にフォーカスした一冊。
3版「カルトブック」の統一神話の拡張版のような感じ。神話時代の地図は崩壊していくグローランサが眺められて楽しい。

Cults of RuneQuest: The Lightbringers


光持ち帰りし者たちの神殿の神々の神話をカバーし、カルトの仕組みを提供している。
収録カルト:オーランス、ヴィンガ、チャラーナ・アローイ、ユールマル、イサリーズ、ランカー・マイ、バーンター、ダーカ・ファール、捨子、ガガース、ヘラー、フマクト、ランブリル、マスターコス、オデイラ、ストーム・ブル、ヴァリンド、ワッハ、イッグ、インキン

Cults of RuneQuest: The Earth Goddesses


大地の神殿の神々の神話をカバーし、カルトの仕組みを提供している。
収録カルト:アーナールダ、アルドリア、アズリーリア、バービスター・ゴア、カラドラとオーレリオン、血塗られた牙教団、ドナンダー、アイリーサ、フラマル、穀物の女神、マーラン・ゴア、モスタル、パマールト、タイ・コラ・テック、ユーレーリア、ヴォ―リア

Cults of RuneQuest: The Lunar Way


ルナー神殿の神々の神話をカバーし、カルトの仕組みを提供している。
収録カルト:七母神、クリムゾン・バット、ダンファイヴ・ザーロン、ディーゾーラ、エティリーズ、芸妓ホン・イール、フワーレン・ダールシッパ、イリピー・オントール、魔女ジャーカリール、ナイサロール/グバージ、赤の女神、赤の皇帝、ティーロ・ノーリ、ヤーナファル・ターニルズ、ヤーラ・アラーニス

ワールドガイド

The Guide to Glorantha

2巻構成の超大型エンサイクロペディア。グローランサという世界の歴史・地理・文化・神話を網羅的に解説。
上下巻で800ページという超ボリューム。パマールテラ、東方諸島、ジルステラなどの情報もあり、英雄戦争の資料も含まれている。
ルーンクエストだけでなくグローランサ関連作品に触れる場合、最重要リファレンスの一つ。

RuneQuest: The Glorantha Sourcebook 2nd Edition


「Guide to Glorantha」を簡略化した入門ガイド的な設定本。RQG本体のサポートというより、グローランサ全般の背景資料として利用可能。
初版からの改訂箇所が多数あり、絶版本や希少資料などの追加要素も含む。

Jonstown Compendium

また、Jonstown Compendium というファン創作作品の出版プラットフォームがあり、多数のサプリ・シナリオがDriveThruRPGで公開されている。
www.drivethrurpg.com



以上が現状の発売済み公式ラインナップ、および関連する代表的ソースブックやサプリメントです。
新たなリリースや日本語翻訳版の動向など、最新情報は Chaosium や各種コミュニティ、ブログなどで随時チェックしてみてください。