ルーンクエスト情報局

新ルーンクエストの情報です。

オンラインで使えるルーンクエスト用キャラ作成シート(日本語翻訳機能あり!)

Philip Hibbs 氏による日本語変換できるRQGキャラクターシート

basicroleplaying.org


上記URLが最新版へのリンクページです。

以下は取り扱い説明所の翻訳です。(元記事はこちら

取り扱い説明書(翻訳)

Googleスプレッドシート・キャラクター作成ワークブック(Phil Hibbs 作)

アクセスするには

キャラクターシートの最新バージョンはつねにBRP Central のスレッドの1にリンクがあります。旧バージョンへの古いリンクが残らないよう、キャラクターシートのリンクが貼られているのはそのスレッドだけです。シートへの直リンクは避け、このページ(あるいは当該スレッド)へリンクしてください。

また、「request access(アクセス申請)」も行わないでください。シートに書き込めるようにするには、あなたは Google ドライブのアカウントを持ち、そこに「コピーを作成する」必要があります。(皆が最初にアクセスする「マスター」シートへ編集許可することはできません!)

はじめに


このワークブックを使って、『コアルール』にある基本的な文化、職業、カルトと、『グローランサ動物誌』にあるプレイ可能な種族を用いてキャラクターを作成することができます。

ワークブックは、ユーザーが記入することを想定した3つのメインシートにわかれています。

  • 「CharGen」シート(キャラ作成シート):キャラクターを作成し、ダイスを振り、ルーン・文化・職業・カルト・技能を選択するシートです。
  • 「CharSheet」(キャラシート)はプレゼンシートです。 CharGen シートの詳細から自動計算されて伝統的な形式のキャラシートに成形されます。
  • History」(ヒストリーシート)はキャラクターの家族の背景のためのもので、毎年の歴史イベントからドロップダウン形式で選択ができます。
  • ほかのシートについては、参照・作業用のもので、ほとんどのユーザーには気にする必要がないマクロや数式をもちいた技術的な事柄の保存に使われています。武器を追加したい場合は、「Weapons」タブにその能力値があります。ほとんどのタブを隠していますが、細部を見たければ再表示すればよいでしょう。


ダメージボーナス、ストライク・ランク、技能分野修正等の属性値など、ほとんどの機能は伝統的なスプレッドシートの数式で実装されています。

配色についての一般原則は、黄緑のセルはユーザーの手で入力する想定で、水色のセルは初期値として数式が入っていますが、必要に応じて別の値で上書きしてもよいものです。黄緑や水色のセル以外は、上書きをすべきではありません(または、慎重に検討されるべきです)。

このスプレッドシートを、エクセルや LibreOffice への移植することは、おそらくいくつかの数式を修正し、能力値や技能を手で入力すれば可能でしょう。

あるいは、ボタンにリンクされたマクロをGoogleシートの中で使うこともできるでしょう。「CharGen」シートの一番上の行にあるたくさんのボタンは、そのほとんどは列で選択した種族・文化・職業・カルトに基づいて詳細を入れたり修正したりするものです。この機能を使うにはGoogleドライブのアカウントが必要です。

シートをコピーして最初にマクロを実行すると、実行の許可を求めるプロンプトが表示されます。

通常のキャラクター作成のワークフロー

  1. 種族を選ぶ。
  2. 文化・職業・カルトを選ぶ。これらの選択は後でおこなってもよい。(それぞれの計算ボタンを押す前であれば)
  3. 「選択」列の「…▼」ボタン()をクリックすることで、選択した種族用のダイスが入力されます。デフォルトの「なし」を選択した場合、全ての能力値に3D6が割り当てられます。また、エルフを選択した場合、「獣」のルーンは「植物」のルーンに置き換わります。バブーンやセントールを選択した場合、種族独自の部位別ヒットポイントに置換されます。自分自身でダイスを振って値を手入力するとしても、種族の能力最大値を計算するためにこれは実行するべきでしょう。
  4. 「ランダム」列の6面ダイスの画像ボタンをクリックする。乱数が生成され、ダイスロールの結果が「値」列に入力されます。ほとんどのダイスはD6ですが、アギモリのCON(D4)など種族によって特殊なダイスを使うものもあります。自分でダイスを振って決めたい場合には、「基本ロール」列にその結果を手入力してください。
  5. 能力値のダイスロールは、「選択」列の能力値を選択することで入れ替えることができます。例えば、STRのダイスロールをINTと入れ替えたい場合、ドロップダウンをクリックしてSTRをINTに変更します。このときINTに対してダイスが多すぎ、STRに対してダイスが足りないため、右にある#列が赤くなります。ほかのINTダイスの1つをSTRに割り当てることでこれを修正してください。
  6. 「値」列のボタンを押すと、ダイスロールがソートされ、ふたたび能力値・数字順に並び替えられます。
  7. もし「1つ振りなおす」ルールを採用している場合、「値」列で「1」が出た行の「ランダム」列の値をクリックして、6面ダイスのボタンを再クリックしてください。そのダイスで新しい乱数が生成されます。合計値は「結果」列に表示され、ルーンの値の隣にもコピーされます。
  8. ルーンに数字を割り当てます。文化を選んでいれば、そのボーナスは自動的に「文化」列に表示されます。「選択」列で、エレメンタル・ルーン3つに60、40、20を、パワールーン2つに75を入力してください。「追加」列に入れた数値は見出し行に合計されるので、50ポイントの割り当てを把握することができます。この列のどこに割り振っても制約はありませんので、GMとの合意に従って、自由に値を入れてください。
  9. ルーンへの割り当てを終えたら、「ルーンボーナス」列に、最も高い順に2つルーンへボーナスが適用されているのが分かるでしょう。最高値のルーンが同点であった場合は、上の方のルーンが最高のものとして扱われます。最高のものにしたいルーンに0.1を足すことで、同点を崩すことができます。もし3つのルーンが同点であれば、0.2と0.1を加えてください。
  10. ルーンのボーナスを、そのルーンの通常の能力値に対してではなくCHAに適用したいときは、ルーン列にあるルーン名M列ではなくAB列)を削除してください。これにより、ボーナスは自動的にCHAに移動します。ただし2つ以上のルーン名を削除しても両方のボーナスがCHAに割り当てられることはなく、単に2つ目のボーナスが失われるだけになってしまいます!
  11. プラックス人の部族の一部などのSIZやDEXへの+2、-2といった処理も自動的に適用されますが、フマクトやイェルマリオの加護のような非典型的な能力値ボーナスは、「恒久的追加」列に入力してください。精霊呪文《機敏》や《筋力》のようなやや複雑な効果を自動計算するチェックボックスがありますが、「一時的追加」列を使って能力値を上昇させる魔術の効果を計算することができます。属性値の変更は、増幅される前の通常の値とともに、「CharSheet」上では小さなフォントで表示されます。
  12. 次の段階として、種族・文化・職業・カルトから得られた技能を記入していきます。これは、シートをスクロールさせて、「技能詳細」「文化」「職業」「カルト」のそれぞれの列の上にある「...▼」ボタンをクリックして行います。「技能詳細」は〈洞察〉などの種族に関するものも記入されます。他は自明でしょう。
  13. ボタンをクリックした際は、マクロが終了するまで次のボタンを押すのを待つようにしてください。実行が終わった後に、選択や修正のやり方を説明するポップアップメッセージ・ボックスが表示されるかもしれません。たとえば、特定の職業で得られる知識技能の内容を具体化したり、選択しなくてはならない武器があるときなど。例として、自分の文化によって文化武器が記入されますが、職業では最初の数個の武器技能スロットに数字が追加されているだけになっているかもしれません。この数字は正しい武器の欄に移動させるか、あるいは手打ちで新しい武器技能の名を打ち込んでそこに入力する必要があります。カット&ペーストではなく、数字を削除して入力しなおしてください(計算式が悪さをするので)。
  14. カルト技能への+20と+15のボーナスは、専用の列(カルト+)があります。「選択」列は個人的な技能への4つの+25、5つの+10ボーナスを記入するためのものです。
  15. 「パッション詳細」列にパッションを書き込み、家族の背景から得られるボーナスを含めて「選択」列「追加」列で数値を選ぶか入力するかしてください。
  16. 「CharSheet」タブに切り替え、武器セクションまでスクロールして、シートに表示したい武器を選んでください。「CharGen」シートでは近接武器10個と射撃武器5個をトレースします。「CharSheet」では、これらのうち常日頃のプレイで妥当だと考えられるものを表示することができます。

これで完成です!

翻訳する

希望する言語を選択し、「Translate !」ボタンをクリックするだけです。「CharSheet」タブに切り替えれば、翻訳が進行する過程を見ることができます。時折、シートをリロードする必要があるというエラーが出ることがありますが、問題なく機能するようです。

また翻訳をやり直すこともできますので、たとえばスペイン人がスペイン語を使ってキャラを作成し、英語圏GMがキャラシートをコピーして翻訳しなおして英語版を作るといったことも可能です。

ルールのぶれ

いくつかルールの解釈により完全に一致しないものが選択のなかに残っています。

あいまいな武器技能

たとえば文化や職業で〈ジャベリン〉を獲得できる場合、それが近接武器なのか投擲武器なのかはっきりしません。このキャラ作成システムでは、近接武器に〈1Hジャベリン〉、投擲武器に〈スローイングジャベリン〉を両方とも追加します。同様に、〈バトルアックス〉では〈1Hバトルアックス〉と〈2Hバトルアックス〉が両方得られます。もし解釈が違う場合には、該当の記入を削除すればよい。ただしすべての職業についてこのルールが当てはまるわけではなく、たとえば「〈1Hショートスピア〉または〈2Hショートスピア〉のいずれか」を得られるものもあります。このような場合には、1つだけを選択しますが、GMが許せば両方を取得してもよいでしょう。

知識技能

知識技能はグループ化されたものとみなし、そこから専門化するものとして提示されています。ゆえに、〈動物知識〉や〈植物知識〉は存在せず、かわりに〈(動物)知識〉や〈(植物)知識〉となっています。これによってより柔軟な対応が可能となります。たとえばモスタリのような種族では〈グローランサ知識〉や〈金属知識〉を得ることができるでしょう。しかしながらキャラクターシートには全知識技能をリストするのに必要なスペースがありません。「技能詳細」列に7つスペースがあるので、表示したい知識技能を追加してください。

知覚技能

同様に、〈視力〉と〈捜索〉は専門化するものとされており、トロウルは〈視力/ダークセンス〉や〈捜索/ダークセンス〉を、他の種族は視覚による技能を得ることができます。エルフセンスは〈特殊〉技能の専門化として実装されています。つまり〈特殊/エルフセンス〉です。これにより、他の特殊感覚(例:ブルーエルフ、クラーシトの落とし仔、巨大ミツバチなどをプレイしたいのであれば、リバーセンス、ライフセンス、イントルーダーなど)が導入が容易になります。

洞察技能

種族を選び、「技能詳細」ボタンを押すと最初の〈洞察〉技能のスロットに種族が入ります。基本成功率として、最初のスロットには20、次のスロットには05が与えられます。こうあるべきだと考えますが、もし専門化がうまくいかなかった場合(たとえば何かを記入したあとでボタンをクリックしたなど)、基本成功率は誤った場所に出てしまうでしょう。最初に自分の種族がくるよう確認してください。

種族名

グローランサにおける種族名で統一しましたので、「人間以上」はアギモリ人、「ダーク・トロウル」はウズコといった具合になっています。女ウズコがSIZに+2されるようには作っていないので、「恒久的追加」列に2を入力すれば、(種族最大能力値が計算されないことを除けば)ほとんどの場合うまくいくでしょう。E列の「+」の値を上書きすることでも処理できます。

アギモリ人、バブーン、モロカンスの技能

アギモリ人、バブーン、モロカンスを文化で選択した場合、精霊戦闘や生存技能を含めて基本的にプラックス人の技能を得ます。私はこれで理が通っていると思いますが、あなたがこれに賛成しない場合は文化を選択しないでください。ほとんどの非人間種族は文化選択はありません。基本成功率自体が種族と結びついているからです。

代替ルール

RQGのルールにはいくつかのバリエーションがあります。「Rules」タブで適用するルールを選択することができます。これはオンオフ戻すことも自由で、様々なシートの代替可能部分を入れ替えることで実行されます。


「法」のルーンをクリックするとルールが適用されます。変更を適用するマクロが実行され、処理の最後にチェックボックスが更新されます。

Jonstown Compendium の採用

「Rules」タブには、Jonstown Compendium の選択コンテンツを有効にするボタンがあります。他のルール変更と異なり、これはもとに戻せないもので、一度追加したコンテンツを削除することはできません。

有効にすると、追加の種族・文化・職業・カルトなどがドロップダウンの選択肢に追加されます。

すべての Jonstown Compendium コンテンツには頭文字がつけられています。たとえば「DP」は DuckPak、「COH」はC hildren of Hykim などになります。

繰り返しになりますが、これは公式サプリメントの内容を差し替えるものではありません。選択を行う必要があるかもしれないため、あなたは当該の本のキャラクター作成セクションを参照する必要があります。例えば、ある文化でいくつものルーンボーナスを得られるものがあったとした場合、シートではすべての可能性のあるルーンをリストアップしています。不適切なものを削除するのはあなたに任されます。

既知の問題

  • 「CharSheet」のルーンや「CharGen」の矢印などの画像がズレて見えることがあります。これはGoogle Sheetsのビジュアル的な不具合で、ページを再読み込みすることで直ります。どうしても矢印が邪魔になる場合、これは単なる説明なので削除してください。
  • 最初にマクロの実行を許可する際に、ロードエラーになることがあります。再試行してください。2回目はたいてい上手くいきます。
  • マクロの実行に失敗し、プロジェクトの再保存を促されることがあります。ページをリロードし、それでも解決しない場合は、ツールー>スクリプトエディタでセーブボタンをクリックし、タブを閉じてください。
  • トロウル以外のキャラクターがカイガー・リートールに入信した場合、自国語会話のみで暗黒語会話をもっていないときには技能ボーナスは得られません。手入力で会話技能にボーナスを追加してください。
  • トロウルがアーガン・アーガーに入信した場合、主言語が暗黒語である場合でも、第二言語として暗黒語が追加されてしまいます。ボーナスを主言語に手作業で移して第二言語を削除してください。
  • 翻訳で抜けがあるものがあります。可能であればフォーラムで私に連絡してください!
  • 魔精のPOWは管理されていないため、そうあるべきところに影響を与えていません。「The Well of Daliath」の訂正によれば、魔精のPOWはすべての場合に影響を与えるとのことなので、望むのであれば魔性のPOWを「一時的追加」列に入れ、小文字の数字を使ってください。