※ソードワールドの名作シナリオとはあんまり関係がありません。
ユニコーンは、イェローナの乗騎として有名ですが、実際のところはどういう生物なのかは、RQ3ではあまり解説がありませんでした。(基本ルールのデータのみ)
ヒーローウォーズの Anaxial's Roster になって、グローランサのユニコーンがどんなものなのか、設定がされました。それによれば、ユニコーンは魔道界由来の生物なのだそうです。
■ユニコーン(一般種、下位ユニコーン種)
ユニコーンはセシュネラ、ラリオス、フロネラ、ぺローリア、マニリア、プラックスと、大荒野以西に広く住んでいるようです。ただし、森、それも多くはエルフの森にいるため、人間と接触することは稀であり、プラックスにおいて、イェローナのカルトとユニコーン部族が接触をもつほかは、あまり人目に触れないようです。
その姿は一般的なユニコーン……ですが、実は近年のイメージの「角をもった白馬」ではなく、偶蹄類(ウシ類)の生物のようです。つーことは反芻したりするのか。色は白いようです。
また、山羊のようなあごひげ、ライオンのような尻尾を持っています。これは、ヨーロッパ伝承におけるユニコーンのイメージをそのまま持ってきていますね。
(→ユニコーン - Wikipedia)
ユニコーンはすべて雄であり、処女の鹿、馬、その他の動物(処女)と交わって子を作ります。人間も処女以外は近寄らせません。不老不死かは分かりませんが、「曙」以後、自然死したユニコーンは知られていないそうです。ユニコーンは、エルフとも仲がよいようです。
ユニコーンは自然と魔術を知っており、自由に使うことができます。それは魔道呪文で、ユニコーンの特殊な結節点(ノード)を持っています。この魔術は「ユニコーンの法」と呼ばれます。
角で魔術をつかって傷を癒したりできますが、これも魔道由来の能力なんでしょうか。角は切り離しても使えるようですが、毒に触れると砕けるそうです。
■モノケロス(上位ユニコーン種)
ユニコーンは、じつはモノケロスという上位ユニコーン種の末裔です。モノケロスはセシュネラ、ラリオス、フロネラ、ルアーセラの神話時代(嵐の時代と大暗黒時代)の異界(魔道界?)にしか生息しません。
一般的なユニコーンと違い、モノケロスは黒毛で黄金のたてがみを持ち、大柄です。角は長く、角と毛は光を放っているそうです。
モノケロスは「原初の8つの力の獣」である「角を持つ生物の祖」ソルザ(Sorza)の思考から生まれ、ソルザを守って戦ったそうです。攻撃的な性格で、いまでも魔道界で遭遇することがあると言われています。
一般的に見られるユニコーンは、モノケロスの退化した姿なのです。