グローランサの「現代」は終わり、英雄戦争という最重要の転換点に差し掛かろうとしている。英雄戦争の種は数世紀も前に撒かれ、苦い衝突として芽ぶき始めた。グローランサの人々は「面白き時代に生きることになろう」というクラロレラの哲学者の呪詛に同意することになろう。
この衝突は多面に渡る。人間を含む全ての種族はグローランサの未来について独自の計画を抱いている。
祈祷師と精霊たちは神話のドラゴンたちと戦うだろう。
宇宙の法を信仰する者は「時」の鎖を砕こうとする混沌の力と戦うだろう。
これらの問題を解決する手段は神話の中にある。グローランサは神話の中に始まった。そして再び沸騰する「可能性」の大釜の中に沈もうとしているのだ。
すぐに人々はお互いの神話を破壊し始めるだろう。彼らはそれを正当な理由で学ぶことになる。
グローランサ最大の衝突は、世界の原初のルーンの支配に関する闘争である。この闘争がなぜ重要なのかを説明する、世界創造に関する神話がある。